カウンター

8月1日(土) 笑ってる場合

反骨というか、矜持というか…

 朝23℃、快晴。花壇に水やり、今ごろになって紫陽花満開、やっと蔓巻始めた朝顔

 今年の夏は、政治的な季節として後々の話になりそうだ。その際、おしなべて態度悪く、愛嬌に乏しく、言葉に真実味無く、まったく人間味を感じない政権担当者のため、トンデモナイ中身の割に淡泊な昔話になりそうな感じだ。こんなに食えない素材だって、俎板に載せそれなりの方がそれなりの包丁さばきがあれば「実に面白く食えるものなんだね」と唸る文芸はないのかな。決定的な節目なのに政治がまるで面白くない。低次元の放言、実はこれが本音なのだが、政治的批判だけでなく切り口を変えて庶民的笑いに昇華する名人芸が見当たらない。いつまで経っても、アベシ政治を笑いのめす余裕ある文化が見当たらない。3人の学者の方々の「憲法違反です」に匹敵するようなインパクトある話芸なら金払っても見たい。
 
 大事なことをスルーするのが極当たり前の某公共放送に文句垂れるのも忘れちゃならないが、庶民の政治感覚を芸としての「笑い」に転じさせる芸術家が生まれて欲しい。「芸人」と呼ばれる方々も、お笑い以外の才能と努力に精進されていることに感心するが、時代に正対する笑い、反骨の芸人魂を感じさせる芸人は夢でしかないのかね。

 自民党作成の安保法制解説ビデオ「教えて ヒゲの隊長」とそのパロデー版「教えてあげる ヒゲの隊長」を見ながら、そんなことを思った。ヒゲの隊長の「かぶせ方なんかうまいですよね…」、このコメント技量、なかなかだね。※動画はそれを紹介する先月中旬のニュース。

http://booklog.jp/users/namikazetateo