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冷凍ダブはいかにして作られたか。

新種のアイスではない!

この1週間、まことに忙しかった。読書交流会(「ほんのおつきあい」)、来客、うどん家ごっこ当日(6人様)、うどんの前日仕込み、「2人展」開催中、四十肩通院(立男)、虫歯治療(ママヨ)、晴天続いたので合間合間に庭いじり。その分、張りがあり充実していたが、これからの老後を予感する、笑ってしまうが、笑えない事件も。

波風氏は買い物好きだ。「必要なものはお金で買えればそれにこしたことはない」といった消費主義的生活は嫌いだが、自分の好物を買いに行く遠足前日的なオヤツ買い入れ行為は大好きだ。レモン味のビスケットも、ママヨさんが買ってきてくれてもあまり嬉しくない。いい歳になっても、小銭を握りしめて「買える」ドキドキ感(さすがに今は無いが)を思い出すのが少し切なく、そんな自分が愛しい(笑)。メモ用紙に、思いついたのを書きつけ、貯まったら買いに行く。詰め替え用シャンプー(同じメーカで似たようなのが4〜5種類ありメモしなければ買えない)、単2電池、ステンレス20㎜丸釘、甘いブドウ、「つ」の模様のナルト、なんてメモする。

波風氏専用のボデーシャンプーを買って帰って来たのに見当たらない。波風家は、ママヨさんに領収書渡して精算してもらうシステムで、1円単位まできっちりと渡したいママヨさん。小銭が嫌いで、百の単位は切り捨ての波風氏。清算後、「あれっ、無いですよ、どこにも」、「風呂だろう、ボデーシャンプーなんだから」、「私は動かしませんよ」、「俺だって触らないやい」、「じゃあ、誰が動かしたの?」、なんていう会話も老後暮らしの張りあい。どうでも良い話しで日が暮れる。

次の日、脱衣場からママヨさんのカワウソでも見つけたような叫び声。洗濯機の横の冷凍庫から、コチコチに凍ったボデーシャンプー『ダブ』が発見されたのだ。何て面白いのだろう(笑)。白と青のパッケージを乳製品と勘違いしたのだろう。そんなことも思い出せない波風氏。少し前に、饅頭を箱毎下駄箱にしまって顰蹙買って以来の『しまった』事件。

この後、ずうっと冷凍したダブの効用を考え続けているが思いつかない。ただ、これは何かの兆候かとも笑いながら思う。同じような『しまった』があと3つ続けば病院に行かなければならないかなあ。

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