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4月12日(日) キューバ

自由と知識の関係を考えさせられる

 朝から快晴、残雪も玄関前に子ども用敷き布団ぐらいに。昨日は隣近所でタイヤ交換していた。

 小学校5年生の立男には、アメリカやケネディが「外国」で、小国のキューバカストロソ連の応援を受けて大国に立ち向かう「革命」と「戦争」の幼い記憶だ。60年代初頭のキューバ危機や大統領暗殺の号外を新聞少年立男は配った。どちらの国が正義なのか口にするのは子ども心に憚られる空気があった。60年代末のベトナム戦争反対の世論が起きてやっと、それまで口止めされていた真実が一気に吹き出た。外国とは…アメリカだけではなかった…。
 この小さな国の記憶は正直言って70年代までだ。アメリカの喉元にあるこの国が、属国支配から脱し、自分たちで国を守り、そして今「国交正常化協議」へ持ち込んだことに思うところがある。 国も人も、きちんと生きるということは何と難しく、しかし尊いことだろう。
 今日の朝日はトップが「米・キューバ 首脳会談へ 国交断絶後、初」で、道新は今日が投開票の知事選。原発も基地もまともに考えたら結論は一つしかないのに、様々な仕掛けでそれに至らない国民の一人として、日曜の新聞を読む。「あの時代の自分なら、今日の新聞をどんな気持ちで読んだだろう」なんて想いながら。

 動画は、伊出身の世界的ジャズピアニスト、ジョバンニ・ミラバッシ。ジブリの曲を弾き知られてる。革命歌・反戦歌も有名で「革命とは、より良い世界を創造する力。自由は想像力とともに」という言葉にうなずく。
 今読んでいる「ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショ−の生涯」(あすなろ書房)もそんなことを考えさせられる。「ニグロは本を読まない」と言われていた時代、黒人に本を広めたルイス・ミショ。

http://booklog.jp/users/namikazetateo