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2月19日 舞台の老人たち

 20日に書く19日の日記。昨日の朝食、昼食が思い出せない。学食のカレー予定していたが(予定というほど大げさなことじゃないが)食べられなくなり、では何を食べたかというと思い出せない。夕食は鍋焼きうどん。
 昼間、若い人の座談会を側で聞いていて、時々チャチャを入れる。すんなり話が進むと「本当?」「そんなわけないだろう!」がムラムラ湧いてくる。今までと違う話が聞けて良かった。若い人が、あっちにも、こっちにも気を遣っていることがわかる。本当にゴクロウサマデシタ。

 夜、「喝采 蜷川幸雄と老年俳優たち」(BS1/19:00〜)に見入る。平均年齢75歳、最高齢88歳、9年前に演出家蜷川氏が立ち上げたプロの高齢者劇団、パリ公演までのドキュメント。稽古終盤、「普段の自分を愛していて変えたくない人は降りていいや。いらない」に顔色変わる面々。別段、普段の自分を愛してるわけではないがこの言葉にギクッとする立男。「変えたくない」と意識してないが、何もしないのなら「普段の自分を愛してる」ことになるのか、なんて思う。離婚、仕事、子育て、親の認知症、そして記憶力と体力の低下、演出家本人の病気、入院…。表現の場を通じて、叱られ、認めらる人生の煌めきを感じた。美しい人というのは年齢と関係が無いと思った。普段の洒落たフアッションが板に付いてる。この街で、こんな方は一人も見かけないなあ。10代にも、20代にもいないなあ。

 画像は「奥入瀬レモンケーキ」の箱の帯。かがりさんから噂聞き、依頼して送ってもらったバレンタインの一品。持つべき者は…カヨちゃん。しっとり、酸っぱく、後味さわやか。
 

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