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ブラック中学校

本文とは少ししか関係ありません。

 調査結果(OECD)で「朝練、授業、生徒会…学校に15時間半」と6/26の新聞各紙。労働時間だけなら、前から中学校がほぼブラック企業なのは周知のこと。何を今更なんだが、退職まで何とか持ち堪えられるのは、聖職意識、職員室の仲間意識、やや安心の老後保障意識だったが、それが最近怪しい。昨年、退職金400万円カットが国会で決まったが、青息吐息の先生たちの財布に傍若無人に手を入れる政治、大きな声で文句も言えない教員世界、代わりに言ってやろうという人の姿も見えないしこれを報じた記事もそれはそれは小さなものだった。現職中も退職後も安心感は先細る一方だ。

 日本33位(最下位)、ブラジル5位、ポルトガル3位、1位…ワールドカップ順位では無い。前記と同じ調査での中学校教師の『自信』度だ。「校長『仕事に満足』最低」には特に考えるものがあった。「学力向上」「教員評価」で、聖職はサービス業化し、教員「仲間」も巧みに競争相手にされている。劣悪な労働環境=教育環境の中でも高品質の教育指導力を維持し、国の根幹を守ってきた日本教師の誇りが大きく揺らいでいる。

 話違うが、ブラック企業は社員「自信喪失」、社長「自信満々」だ。そうなら、日本の中学校はブラック企業になる手前で足踏みしている感じだ。社長(校長)が仕事に満足できない、自信が無いのは救いに思える。校長先生の良心が教育のブラック化を学校を砦に必死に戦っているのだ。
 日本の子どもたちの自己肯定感は世界的に低いが、先生たちがそうなんだから…と思わざるを得ない。


 話題が何だか鬱陶しくなったので、「My Love」を。木村カエラの未発表曲。何だかほっとするね。

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