今朝の朝日に「元祖『冷やしラーメン』の3代目」への取材記事。新聞で、「これが本物の冷やしラーメンなのか」と驚く。通販で驚いている場合でない。具だくさんの「山形冷やしらーめん」(税込み810円)。幻のラーメンでなく、「邪道のラーメン」だったことも知った。
通販のでも充分に広がる、山形の麺綿文化。はたと思うのは、『固定観念』という邪道な常識。「冷やしラーメン」の話は聞いていたが、食べたいと思わなかったし、見たことがなかった。物心ついた時から「ラーメン=温かくて美味い」という思い込は、「冷たいラーメン=不味いいラーメン」に直結する。「他人がたとえ美味そうに食っていても、俺は冷たいのなんか食べるような人間でない」という狭さが邪魔をする。食べたことも無いのに(笑)。
真面目に働いていた時(今もですよ)、みんなが大反対するアイデアが後々まで意味を持ち、誰も反対しないのはどうでも良いようなのが多かった。それにしても、「山形冷やしラーメン」は地元が育てた文化だから「邪道」を耐えたのだね。