パン焼く窯の下に電子レンジあり、その下の扉戸にケチャップやマヨネーズ、缶詰のストックがしまってある。その棚の隣りに、電気炊飯器と少し大ぶりの秤、その下にトースターがあり、一番下に米びつと粉もの入れた扉のある棚がある。
珍しくもないキッチンの一画。それぞれの電気製品の新品時の記憶は忘れてしまったが、「みんな集まれ」で収まり暮らしを支えるというか進める絶対必要ゾーン。機能でなく、色や形、手垢のついた風情に立ち止まる。
家の中に、言葉では表現不可能な面白い景色がある。前から、薄々、それに気づいていたが、こういうのに惹かれるのは何か違う気がしていたが、まず一度だけでも描いてみようかなあ。