「100年前」が前よりうんと近くなつてきた。何も知らない子どものころはチョンマゲの時代かと思ってた。あちこちに忍者がいる(笑)。学校に行くようになっても自分とは繋がらないはるか昔のことだった。戦前も戦時も戦後も。
ところがだ、70歳になると「100年前」が急にちょっと前になった。生まれる30年前に関東大震災があり一気に戦争の昭和に染まるのだが最近の情勢もあり妙に生生しくなった。
100歳の人にとって100年前は生まれた年だから、過去は過去だが肉体的にも完全に今と繋がった時間だから「それがなにか?」の世界。凄いわけである(笑)先輩老人の皆さんたちは。歳をとるというのは凄い人たちに近づくことなのだ。