カウンター

面倒くさいこともあるが、せっかく生えて来たのに抹殺するというか、無にするのは何だか切ない。髭のことだ。仕事してた時は社会的常識の枠組みに従うしかなく剃っていた。休みが続き枠が霧散すると、「こんなに貧乏髭が似合う人は見たことがない」と知人から笑われたりする、実にしょうもない胡散臭い風貌になる。薄い癖に癖毛なので放っておくと毛が曲がりチクチク肌を刺したり、味噌汁の大豆片が付いていたりし、こうなって重い腰を上げ剃刀持つ。電動シェーバーは役に立たない。

 

老いて大事な清潔感、なんて聞いたようなセリフは「内心が清潔ならどんな風体でもいいべや」と笑う波風氏には屁みたいなもんで、あのママヨさんもここらの話題を口にしたことがない。あっても聞いてないから覚えてない(笑)が、一冊の本で生来の傾向が変わる予感。今度、そこらを書いてみるね。今、波風氏の顔は剃りあと爽やかなツルツルだ。

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