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かすがい食堂

全国で広がる子ども食堂。コロナ禍拡大はそのまま子どもの貧困拡大だから、その存在はますます不可欠になっている。だが、集まること自体が難しい事態。子ども食堂応援する大人食堂の店長として、大人社会の貧困と良心の現実から目をそれさないでいたい。

 

たまたま手にした伽古屋圭市著『かすがい食堂』(小学館文庫)読み、感じていたことを言葉にしてもらった感じ。軽く読ませて重いことを扱う。1つは、お金(一人300円)をきちんととること。2つめは、施しを受けないプライドの扱い。3つめは、子どもと一緒に作ることや数を集めないこと。各地の子ども食堂は夫々多様スタイルで運営されているようだが、本当に困っている子どもが来てくれない悩みがある。ここに今の貧困の悲惨な特質がある。この本に、それはなぜか、食堂の目的は何か、をあらためて確かめるヒントがある。

http://booklog.jp/users/namikazetateo