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覚える読書から

本に傍線を引くのは、ここを「覚えておくべし」と思うからだ。昔の本ほど傍線だらけでどこがポイントかわからない、全部が大事だったんだろう(笑)。線では頼りなくてページを折ったり、チラシやティシュの切れ端、服のタグなど手の届く範囲の小物を挟んだりした。この癖、そうなんだ癖なんだ、が少し治まってきたのは、読書と切り離せなかった仕事にけりがつき、読書を楽しめる境遇に変わったからだと思う。

 

はっきり言って、読み終わってもこんな本は古本屋に買ってもらえず、百万本の線引っぱったってちっとも覚えていない老人を悲しく自覚し、読書=気楽にやるべしになったことが線引き・書き込み中止の大きな理由だ。だが、学生時代から続くこの癖の完治は難しく、午前の読書で気づくと鉛筆握ってた😢昔は小説や詩にも書き込みしたが、今は説明文だけになった。

(明日の「覚えない読書に」に続く)

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