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あと千回の晩飯

早朝4時半ごろから、ラジオ深夜便山田風太郎(享年79)の随筆を聞く。作者70歳の時、余命3年ぐらいだろうを題名に、老人の悲哀を自身と文豪を例に毒あり笑いありの1時間強。長寿の良さを一つも挙げないところが清々しい。続きあり楽しみ。戦後50年の時だったか、戦中日記をテレビで1年聞き強く印象に。

 

まず痴呆の便の始末、リアルさはないのに言葉の選択と朗読の巧みさで匂い漂う。漱石『吾が輩は猫である』からの役に立たない老人のえっと驚く始末の仕方、長寿寝たきりの志賀直哉白内障手術の龍之介のエピソードなど。そして、女性の閉経期平均51歳、それに子育て15年足してぐらいが人間の生として適当で、神様は人を男女平等に作られたはずたから男性も同じ、これを『閉経物語』と笑わせる。風太郎、医学部卒。

 

終わりごろの小便の話で覚醒😁リアルで物悲しい尿瓶の活用、1.5リットルあり色と泡立ち方はビールで取っ手で持ち上げるのはまさに乾杯に笑う。ずっとトイレ我慢して聞く波風氏、身につまされたり笑ったりで布団から抜け出せない。この記事、腹這いで顔と右手だけ出してタブレットで書く。あーっ、顎が疲れる。

 

 

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