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9月8日(木)深呼吸する


 記録的な大雨が一旦小休止の午後。全国放送に、当地の様子が映し出され、未だこんなにひどいのかと知る。勤務先に、避難用食料等が備蓄されていたことを今回知った。

 来週から後期の仕事開始。夏終わり秋始まる狭間の大雨。今週中に終わらせるべき課題を再点検し、色々な意味合いの深呼吸する。全然関係ない本を読む。横でママヨさんが花を描くものだから、波風立男氏も真似して始めてしまう。
 仕事に関係のある新聞を切り抜く。それの中に、加藤周一氏の人間観察の姿勢に関する記事。鶴見俊輔俊氏の「先生に評価されること」が物差しになると、本質的に自分で考えない、自分の考えに責任を持たない人間が出来てしまう」ことを思い出す。本当の『観察者』とは、傍観者ではなく覚悟ある主体者なのだ。少し前のTV特集「加藤周一の青春ノート」を見ていて、若い学生の言葉に違和感を感じたが、その意味がわかった気がした。

 絵は、ママヨさんの描いた白い桔梗。同じものを食べ、同じ空気を吸っているのに画風がまるで違う。ママヨさんは花を、立男は花のある気配を描きたいのだ。

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