カウンター

11月28日(水) 見上げてご覧

図書館の帰り、空に満月

 日中11℃、雨天。明日からしばらく雪マーク。
 家で仕事していたら、教え子が手袋2つと野菜持ってきてくれた。久しぶりの休みだという。当方は予定あったが特に義理も無いので欠席決めこみ腰を落ち着けて話。老いる親のこと、仕事のこと、子育てのこと、そして人生の楽しみ。周囲が納得出来る爽やかな死に際は健康でなければ無理なようだとも話した。長寿はその副産物みたいな気もすると。願うは死因「老衰」だが、長寿のための長寿を願う気にはならない。

  今まであまり話さなかった、聞かなかったことも多かった。「こんなふうに話ができることが幸せ」と言う。「俺もそうだ」と笑った。苦しかったことはずうっと消えなくても、新しい希望は必ず生まれる、それは苦しみにやっと正対できるようになった頃だね、何年もかかることだってあるなどと言った。そして、それを誰かに聞いてもらえて初めて、希望に向かうことを実感できるかもしれないと話した。
 「残る人生の半分ぐらいの仕事はやり終えた」ような10月がもうすぐ終わる。先週末の晴れた夜、それはそれは大きな月が出ていた。久しぶりに図書館で本を借りて帰る時だ。空を見上げてホ−ッと思った最後はいつだったのだろう。


 演奏:押尾コ−タロ− → 押尾コ−タロオフシャルサイト

http://booklog.jp/users/namikazetateo