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「揺れながら咲く花」

「揺れながら咲く花」−良い言葉だ。

 予想通りの筋書き学園ドラマ。未だ余韻残る「愛しのソヨン」の後番組だったからつい録画してしまった。波風家の夕食は、録画した韓国ドラマとともにある。
 少し馬鹿にしていたら、空気が変わってきた。ただただ乱暴な子どもたちにはそうならざるを得ない家庭生活があり、管理で押さえつける教師に実は熱い魂が宿っているのを小出しに見せる。自殺も多い凄まじい韓国の教育事情聞くが、こういうドラマが作られているのだ。
 2度観た「ゴールデンタイム」も先週終わり、「揺れながら…」も今週終わる。楽しみは「棚ぼたのあなた」だけになる。鳴り物入りの日本のドラマ「若者たち」は…未だ何が言いたいのかわからない。

 先月、日本の教員が世界35ヶ国中で、最も自信を持てていないと報じられた。校長先生もだ、というので救われた。ここに、教育再生の、いや教育創造の鍵がある。今こそ、地に足の着いた「教師論」が語られなければならない。崖っぷちで、つま先立って堪えている教員が、校長が、未だいるうちに。個人として小手先の指導技術や経営論をいくら鍛えても、急速にプロとして通用できなくなってきている。一般庶民が望まないことにお金をじゃんじゃん使い、誰もが望む教育を徹底して安上がりにしてきたツケが回ったのだ。

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