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日常茶飯という幸せ

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辞書では、普通のこととして毎日のように繰り返し行われていること、何も珍しくは無いことと、『日常茶飯』の意味。
老後生活は、ご飯を作って食べ食器を洗い、時々お茶(珈琲)を飲む繰り返し。温かい日は外に出て土や木をいじり、雨の日は本を読みテレビを見て、寒い日は雪掻きをして甘酒を楽しむ。春夏秋冬の違いあっても「茶飯」は途切れない暮らしの根幹。いや、茶飯あっての暮らしだと実感するこの頃。

昨年秋に東京で観て昨日また当地で観た映画『日々是好日』。樹木希林演じるお茶の先生の「こういう繰り返しが幸せというものかもしれませんね」という言葉、前よりすとんと落ちる。
快晴だが風強く畑仕事に難渋する今日。午後の波風食堂で珈琲淹れママヨさんと飲む。

新潮文庫日日是好日』でお茶の先生の言葉は、「毎年毎年、同じことの繰り返しなんですけれど、私最近思うんですよ。でもこうして毎年、同じことができることが幸せなんだって。」となっていた。

嬉しい絵手紙

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お世話になっている方からの絵手紙。おいしい蜜柑を送ってくれたり、昨年の停電や大雨なんかの時に心配の電話をいただいている。
当地では珍しくもないアスパラを送ったら、絵手紙の礼状。「溺れました」の言葉が嬉しい。居間に飾り、それでも足りない気がしてこのブログにも。波風氏が出している大量印刷物と違い豪華な一点物、葉書も手作り和紙。凄いものだなあ。

ふとしたことで瞬間的に知り合いその後はお会いできないが、時々「どうされているかなあ」と思う。その方も同じように思われているのだろう、と思うと心が温かくなる。人と人との関係は不思議で奥が深いもののようだ。

マニュアルの是非

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先日の読書会で、小説『コンビニ人間』の感想から転じ、仕事でのマニュアルの是非が話題に。一方はマニュアル通りの仕事なんてとんでもない、あるいは自分が無くなるようで怖いという意見、もう一方はその通りにすればいいのだから人間関係に気を使わなくて楽という意見。

単純作業が自分にあうと思っているママヨさんは、どちらかというとマニュアル支持派。ただし、自分は仕事が遅いから慣れるまでは苦労すると言う。自分はどうなのかなあ、と波風氏。一見マニュアルから遠いような教員という仕事だが、想像以上にマニュアルが必要だ。いや、マニュアル知り使わなければ何事も始まらない仕事だったと思う。

話しは逸れるが、こうした仕事の苦労の底に、お金の問題がある。「嫌なら仕事を変えればいい、辞めればいい」とはならない。子どもが相当に困っても言い出せない「いじめられている、勉強ができない、親が仲悪い」と同じように、信頼感なければ口にできない話。働き世代も、老後も、ここら辺を語れる間柄を持たなければ不安は尽きない。読書会はそうだはないが、その近くまでをゆるく語られる感じ。悪くない。


読書会参加者の半数が読んでいた『コンビニ人間』を昨日発注。朝日掲載の平成30冊の一冊。「とても良い」古本が90円なり。郵送料がその4倍。

※画像は、波風食堂の柱(流木)に飾った長い花瓶。見所はポトスの長くて白い根。

 

『タヌキ握り』と山菜天麩羅

 

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天かす、青ネギ、返し(醤油でも可)、一味唐辛子少々を炊きたて飯に混ぜ込み『タヌキ握り』。テヌキ握りでは無い。これ、美味いので、波風食堂のご飯物(ジャコ握り、生姜稲荷)のメニューに昇格。天麩羅は、タラの芽と新玉葱。これを、香ばしい玄米茶で。画像には無いが、これにウド酢味噌の小鉢。こういうのが初夏のご馳走だ。波風氏の一番好きな天麩羅種は何を隠そうこの2点に、もう一点がウドの芽。
6日前に泊まりがけの用事から帰って来たらタラの芽、2日前はウドとタケノコ。玄関にそっと置いてくれた方々。「この人達に違いない」と礼状書く。

その用事の往復途中で、知人に頼まれていたウィンドウズ7を10に切り替えお礼にアスパラもらう。無料でトラブル無く10に変えられ一安心。そのアスパラに、ホタテ、ベーコンでバター焼きし茹で汁加えて、スパゲッティー。これも1年に一度今の季節に食べておきたいたい一品。

 

※文中の『返し』(かけそば10人用):醤油150CC、味醂大3、砂糖大1と1/2。まず、小鍋に入れた味醂のアルコールを飛ばして煮切り、次に砂糖をとかし、最後に醤油を入れて完成。大量に作り時間があればアク取りも。クセの無い万能調味料、市販「めんみ」は食べられなくなる。画像の天つゆも、この返し使って。

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