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トマトの香り

雪が降ってきて片付けたミニトマト。たくさんの青い実が残り、窓際に置いておいたら赤くなってきた。パスタに使ったり、バタートーストの脇に飾って食べている。

 

トマトの匂いは、小学生の夏休みに、友だちと作った自転車で遠くに行った記憶。どこまでも続く陽炎の立つアスファルト道路、目的地の温泉の半分も行かないうちに戻ることになり、その帰り道の途中で親戚の畑になっているトマトを食べさせてもらった。こういう子ども時代の無謀さは、今となってはたまらない楽しさの思い出。

 

近所の軒下に捨てられた(置いていたのかもしれない)自転車を何台か集めて部品を取り2台作った。友だちは親が個人タクシーをやっていて夜に工具の揃ったガレージを使えた。彼は高専の機械科に行った、今どうしているかなあ。

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