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ポツンを暴く浅ましさ

前まで、TV『ポツンと一軒家』を興味深く見ていた。山奥でたった一人、自然に感謝して静かに欲張らず暮らす姿に神々しいものを感じたりした。だが、暮らしという個人情報の中心にズカズカ入り込む無遠慮さに辟易しだした。過疎化地域版の『家ついていって良いですか』だなあ、と感じて見るのをやめた。いくら本人の了解を得ていると言えど、人のプライバシーを売り物にする情報はいただけない。TVは恐ろしいものだ。

 

ポツンと一軒家での暮らしは、それぞれの理由があり、それを無責任な立場で興味本意で喜ぶような人間にはなってはいけないと思う。そういう根性を是とすると、街なかの住人に対しても余計な関心を寄せる心貧しい人間になってしまいかねない。

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