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入院お見舞い

波風氏が胃がん切除直後、見舞いの方から詩集『生きる あなたの物語が聞きたい』(谷川俊太郎著)を、鼻に酸素吸入のチューブ、尿管にもチューブ入れて身動き取れない状態でいただいた。この書籍名に少し驚いたが、麻酔の切れた頭で「この世にちゃんと戻って来れたんだなあ」と感慨深いものがあった。

 

波風氏の妹が肺ガン手術した時、岩波ブックレット『死に方上手』(鎌田實、山折哲雄嵐山光三郎他)を渡した。退院した後、とても良い本だったとお礼を言われた。他の2冊もそんな感じの、命にきちんと正対する大切さを考える本だった。自分の術後に贈られた詩集の影響があった。

 

先日、教え子が入院しとても痛い施術をされ不安だとメールが来た。治る病気だから安心しなさいと返信し、末尾にこんなことを書いた。痛い時にもし可能なら痛い痛いとメールを送りなさい。必ず、我慢だ我慢!と返信するから。

http://booklog.jp/users/namikazetateo