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『香害』を勉強

お世話になった先生の最終講義、とてもためになった。ママヨさんのゼミの先生でもあり二人で出かけた。

安い価格のホテルに泊まってファブリーズの匂いで全く寝られなくなり一晩中吐き気我慢したり、知人の整髪料の匂いが原因で困った体験をしていたが、その人工的『香り』がとても怖い害であることを知った。

 

波風家は人工的な香りを好まない。柔軟剤も、芳香剤も、入浴剤も使わず石鹸を使ってきた。根拠はないが人工の香りが身体に良いわけがないと感じてきた。家を建てる時も可能な限り木を使ってもらった。家族がアレルギー体質なのでシックハウスの危険性を無視するわけにはいかなかった。香害の科学的理由と企業利益的理由がほぼ原発稼働の理由と同じ論理、庶民がいかに騙されているかをあらためて知る。

 

この講義で、研究者という方は、「これはどういうことだ?」をあらゆる方面から情報を集めて分析し、だれもがわかる言葉で説明する特別な職業だと思った。今回の話が普段の暮らしのことだったから、強くそう思った。学問は実に楽しく役に立つ。ママヨさんが「どうして国は庶民に嘘をつくのか」を知りたくて指導してもらったゼミの先生の話、さすがです。

 

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