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閉じる力

今月10日に大林宣彦監督(享年82歳)ご逝去。映画はほとんど観ていないがインタビューの折々の言葉が、いつも丁寧でわかりやすかった。没後にTVの特集がいくつも行われているが、どれも変わらない自由と平和の信念を伝えている。

 

新作映画『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』(43作目)が遺作。原爆と戦争がテーマだが、「映画は愚かな過ちの歴史を変えることはできないけれど、未来は変えることはきっとできる」の残された言葉。今の時期だから公開未定になったがいつか観ておきたい。

 

こんなふうにカッコ良く人生を終える人が、本物の「閉じる力」の持ち主なんだろうな。これぐらいは観ていた尾道三部作(「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」)のシーンが浮かんだとき、ラジオから『懐かしい街』(手嶌葵)が流れて来て、心を揉みほぐしてくれるというか、清らかに掃除してくれるというか、要するに素敵な曲だなと思って動画検索したら、海辺の坂道の画像も。

※画像の「この動画は~」をクリックすると再生できます。


懐かしい街♫ 手嶌 葵

 

 

 

http://booklog.jp/users/namikazetateo