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小学生の夢

一生で一番高い鞄かも


毎年恒例のランドセルメーカによるアンケート調査結果。今春卒業の小学生(現中1)。驚いたというか、どうしてなんだと思った『教員』の高順位。小学校の先生たちのがんばりが浮かぶ。雨あられの「学力向上」指導の中、人間尊重の教育が大事にされているから、と思いたい。保護者と学校との信頼関係も強くあるのだろう。そう考えるのなら嬉しい結果だ。

波風氏は将来なりたいものとして「総理大臣」だった。小学校の卒業文集にそう書いた。それが何者かは知らなかったが、この文集の性質上、偉い人を目標にしておけば収まりが良いような気がしたからだ。反応は驚愕した親だけだった。ボンヤリしていたが身近な目標は、漫画家か調理師だった。ここらは現代の子どもたちとあまり変わりが無い。男子10位『大工・職人』は、「よくぞ選んでくれた。かっこいい日本の少年たち」みたいな気がした。

今春仕事を卒業した波風立男氏。もし将来の夢(生まれ変わったら、という意味でも)はと聞かれたら、①食堂経営、②大工、③イラストレーターと胸を張って答えたい。「総理大臣」は現大臣によって見事に地に落ち泥まみれ。「教員」はやっぱり魅力的だが今の時代ではなあ、なあんて思う。

※掲載記事は今日6/28の道新から。

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