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11月5日(土) 講師の資質

「ぼけ」と名付けられた花

 昨日、講演聞く。虐待、ヘイトスピーチ、相模原の事件…、人として生きること、そのために人としてどう育ち育てるかを考えるきっかけになるかもしれないと、テーマを見て出かける。

 講演中の言葉の「この教育雑誌を読めば私の言いたいことはわかる」に苦笑しつつ妙に納得。無駄とは言わないが、現実問題に全く触れない内容が学校研修に、どんな意味があるのかと思った。放課後の貴重な時間、おつき合いさせられる先生方のご苦労を想う。

 勉強になったこと二つ。講師というのは、①自慢話をしてはいけない、②予定時間を30分も超えてはならないことを思い知らされる。現実遊離の説法は許すとして、教育を語る上で自己検証できない教員というのはまことに無残。権力に限りなく近いことをさりげなく吐露し、それをもって自分に光をあてる輩に実に久しぶりにお会いした。近頃珍しい。帰りの道すがら、あの先生だって今日の講師に比べたら何て立派なんだろう、なんて思ったりした。怖くて、もちろん自分のことは考えない波風立男氏であった。

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