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4月28日(月)見られず描けず

 今年のクロッカスは見事だった。花も大きくて立派、白と紫と白紫の色合いも素敵で、何より花数が多い。チューリップも家の四方に例年にない数の葉を実らせた。何年かかけて太らせたのと、新しい色が欲しくて買ったのを昨年秋にせっせと植えた。
 昨日の朝、それが全部無くなった。「波風食堂」【但し鹿様ご専用】の朝食メニューとなったのだ(涙)。棒で突いたような丸い足跡がボコボコ残る花壇を前にクロッカスの水彩画が途中のママヨさんが「写真に撮っておけばよかった」とつぶやいていた。

 来年は、水仙だけにしようと思う。鹿もわかっていてこれだけは食べない。人が間違って食べ今春もニュースになっている。立男は網越しに花を愛でる気にはならない。住宅地といっても裏は広大な丘陵地に続いているのだから、波風家が鹿たちの庭で暮らさせていただいているようなものだ。今年の花は地代と思ってあきらめる。昨日、用事で市役所に行くと、前庭で鹿の家族(そんな感じ)が芝を食んでいた。市役所に鹿が出入りしても驚かない街にだんだんなってきた。

 気分一新ならロックだね。久しぶりに怒髪天で。この曲、人間の側だけじゃなくて、鹿の側に身を置いても聞けるなあ。気分は複雑だけれど。

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