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情報の漏洩

わたし食べる人

「自由」は立場で違う。狼の自由は羊を食べることだが、羊の自由は狼から食べられないことだ。迷惑するのは当然羊だ。羊が狼を食べたという話は聞かない。狼が狼を食べたとか、羊が羊を食べた、とも聞かない。では、人の場合はどうなんだ?

 東京とはいえ寒い12月、国会周辺に集まり特定秘密保護法案に反対するデモを、「テロ行為」と噛みつく自民党幹事長。人は、羊と狼並べたように一目で区別できないが、間違いなく食べる側と食べられる側の立場を狼の傲慢さとともに教えてくれる。この法案通れば、さらに羊怯え、狼吠えるに違いない。狼には狼の「情報」管理が死活問題らしい。羊には決して教えない、学ばせない、狼だけの特権。羊が知る情報とは、羊どうしが争い起こすような、狼の悪事露見させないものばかりに、この頃の政治はそのオンパレード。消費税、TPPや汚染水問題しかり、逆に知らせなくて良い学力テスト結果は大々的に…。羊の側、子どもでもわかる反撃宣伝のキャッチブレーズ持たないから、よくわからん難しい問題にとどまり、羊世界の問題に至らない。が、羊たちの沈黙ここにきて…噛みつく人もやっと登場し、狼と羊の真実の構図見え始めたりして。

 さて、今日の情報漏洩は、昨日ママヨさんが真剣に描いていた一枚。未だブログ公開の許可は得ていない…情報公開でなく正真正銘の情報漏洩。立男はストーブ近い方で新聞掲載の秘密保護法全文と治安維持法(口語訳)読む。狼の企み的文章は、抜群の読みづらさ、理解しずらさ。活字も小さいし、長いし…。羊は羊なりに情報入手したり、内部告発の覚悟なんかを試したりして。
 老眼鏡かけ、絵描いたり、新聞読んだりの老夫婦の日曜日。降るよ、降るよと言われながら、寒い風だけ吹いてもう12月。

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