朝日新聞の天野祐吉さんのコラム「CM天気図」が楽しい。前から、この方の確固とした生き方や柔軟な考え方、とりわけ長生きするだけ楽しくなるような老人論が大好きなのだが、専門分野の広告時評にはいつもうならせられる。宣伝広告のあり方で「豊かな国」の「豊かな国民性」が鋭く提示される。TVで「！」と感じるCMが切り口鮮やかに評価されていると自分が褒められたようで誠に嬉しい。
子供の時のTV…月光仮面、ポパイ、ナショナルキッド、七色仮面、少年ジエッター、ジャングル少年ケン、アトム…どれも日曜の番組だが合間合間のCMにわくわくした。わかるかな、CM企業名？さて、今日の動画は、天野さんが「このシリーズは、経済大国にさよならした向こう側、つまり『賢い国』への旅行案内になっているのではないか〜地下鉄を24時間走らせる国よりも、こういう国に住みたい」と表した作品。当地では放映されていない短編の一幅。
村道に立つ老人と子供が持つボードには「食に、敬意を」と書かれている。
