雨
雨の音がきこえる
雨がふっていたのだ
あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう
雨があがるようにしずかにしんでいこう
夕焼
ゆう焼をあび
手をふり
手をふり
胸にはちさい夢をとぼし
手をにぎりあわせてふりながら
このゆうやけをあびていたいよ
今日の表ブログで『夕焼け』のイメージが湧き、あの雨の詩人にも確かあったなあと思い出した。いずれも八木重吉、難しい言葉も小賢しい表現をまったく使わず、人の評価とは無縁に、生きるとはどういうことかを歌ってる。いつも、波立つ心を静かにさせてくれる詩人。詩を読めるときは心身が落ち着いてる時。