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モノが壊れても

今日の表ブログで、「『モノはね、壊れたら捨てるのではなくて、使えるところの使い道を考えるべきなんだよ』と波風氏は思う」と書いた。さて、人間関係ではどうなんだろう。一度壊れた人間関係というのは簡単には直せない。密度の濃い夫婦や親子、親戚縁者は尚更だろう。壊れた元○○との関係もだ。使えるモノなんかもあるはずもない。

 

問題は「直す」という気持ちがあるかないかだが、当方にあっても相手にその気がなければ、直す仕掛けをうったって前より状況は悪くなるだけだろう。こうやって、一度壊れた人間関係は捨てざるを得なくなる。残念だが仕方ないとも思うし、自分は未だ未だ未だ大したことないなあとも思う。こんなことを考えるのは、人生後半戦に入っている今、「本当に逢いたい人に逢う(表ブログ「70代はこう生きるよ」参照)と考えるからだ。

 

逢いたい人は、良好だった人より失敗した人。今までの人間関係を考えると、消してしまいたい残念なことがたくさんある。だが、そういう人とほんのひと時、静かな時間が持てれば何て素敵だろう。これは人生の中の難題の一つだと思う雨の朝。

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