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名店の風情(笑)


歳をとると、1日の中でやれることが少なくなる。良く言えば、必要最小限のエコ的な暮らし方。悪く言えば、「まあ、明日もあるさ」と仕事を中途半端に終えて先送りする生活。ほんの数年前まで、よくもまあ、あんなに忙しく仕事をしてたもんだと、我がことなのに感心したりする。環境が人をつくるのだが、「働かざる者、食うべからず」という母親の口癖が生き方の心棒になっていたのだろう。まあ、仕事が性に合っていたのが。

先週、運良く晴れの日続き、久しぶりに仕事モード全開。前からアイデアスケッチは描いていた『窓格子』作成。作業4日、費用なんだかんだで3万円。格子をガラス面に取り付ける仕様に苦心。屋根からの重い落雪を受け止め、内側からは外を眺め、外からは中を隠す目的に合致した作りだ。完成してみると、思いのほか和風ぽさ漂い、ほどほどにうどん屋らしい。煉瓦を乗せた入り口階段、山紅葉の鉢も前より引き立つ感じ。この住宅地に、ひっそりと佇む名店饂飩屋の風情(笑)。

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