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巣立つ日まで

巣立つまでに親は…ママヨ作

 NHK      

 卒業式の度に、40年前のNHK「少年ドラマシリーズ」第1作目「巣立つ日まで」を思い出してきた。教師になってすぐ、慣れない教員生活で疲れきって住宅に帰りママヨさんと夕ご飯を食べながら見ていた。3人の男子中学生の友情が若い私に清新な勇気を与えてくれた、日本版スタンド・バイミー、心にしみるテーマソング、気づくと歌詞を口ずさんでいた。

 検索で、このドラマが人間として何を大切に生きていったらよいかをテーマに16回放送され、高い評価だったことを知る。昭和34年の郡山を舞台に飲食店、サラリーマン家庭、パチンコ屋の中学3年の少年3人が個性をぶつけ合いながら、友情を育て、わんぱくぶりを発揮していた。こういう少年少女向けドラマは、いったいどこへ行ってしまったのだろう?

 この時に教えていた小5の20人の子どもたちも今年48歳。来月、札幌でクラス会。先生というのは間違いなく素敵な仕事だ。巣立ちに立ち会い続けることができるのだから。

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