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1月11日(月) 成人の日

namikazetateo2016-01-11

 早朝、起きて机に向かわず新聞読んでから除雪。昨日夕方の作業後10センチ程の積雪だから薄皮剥ぐような軽作業。その後、寒中見舞いのハガキなど出しに行く。当方の気配り行き届かず賀状いただいた方に。喪中欠礼を確かに出した方にも。年度末の宴席不参加を詫びるハガキ、思い切って出すお悔やみの手紙とともに。
 外未だ暗く、ポストから戻り久しぶりに家の灯り外から見る。「この家にはどんな心の人が暮らしているのだろう」なんて、馬鹿なこと考えながら、先ほどの除雪でコンクリ−トの地肌出た気持ちの良い玄関の戸開けて入る。

 読み終わった新書、〈3種類の友人〉のところに栞入れていた。第一等は正直で学識ある人だが「多くは得難し」、第二等は学問なきも正直、殊に「淡泊」なる、余が友の多くはこれ。「学識あれども不淡泊なる、利己心の強き、同感の情薄き者を第三等の友とす 余は已(や)むを得ざる場合にあらざれば是等の人と交わらず」。子規の言葉(「筆まかせ」)から。第三等も「友」とするのが子規。『淡泊』を重大条件にしているのが面白く考えさせられる。身近な人思い浮かべつつ、自分を検分する。冒頭の「余は交際を好む者なり 又交際を嫌ふ者也」に子規の視野、対局両面を忘れない学識感じる。この時の子規、22歳。今日は成人の日。明日から勤務。

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