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春の夢

ママヨさんの描いた春の形

夜中に呻(うめ)いた、いや意味不明の言葉を喚(わめ)いた。朝、ママヨさんから「怖い夢でも見たの?」と言われた。寝る前、「あざとい」の意味を話題にしたから、それを糸口に夢になったのかもしれない。ママヨさんの耳には、誰かを真剣に叱っているように聞こえたらしい。こんな夢、思い出せない方が良い。無意識を意識すると、「あっ、悪夢の原因はこいつだ」という現実が来たりして、悪夢でなく悪事になりかねない。敬語で叫んでいたというから、相手は年上なんだろう。思い浮かぶ顔もあるが、面と向かって文句言うのを生き方の筋にしているから夢には出てこないはずと思いたい。その分野のストレスが溜まって夜に溢れ出すという感じはない。政治家には文句あるが、敬語使うはずがない。我が家で一番名前の出てくる「アベシ」は敬称とは違う。ママヨさんから「ナミカゼシ」と言われたら最高級の蔑称だ。たぶん、神様なんかを相手に文句をつけていたのだろう。これなら罰当たりになっても罪は無い。【次回、続編です】

 和還暦過ぎても心が育っていない立男。隣に住んでいた同級生のフミちゃんがよく歌っていた童謡。こんなの聞いて、明るく爽やかな春の朝を迎えたい。

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