老舗デパート閉店をTVで見る、蛍の光が流れる中、従業員が玄関前で深々と頭下げ、名残り惜しむお客さんたちの光景。それが普通と思っていたのだが・・・。
今月６日、マルカツ閉店。経営者が詐欺で捕まり電気代払えずバッサリ閉店とは。華やかだった昭和の時代、丸井、マルカツ、国劇、富貴堂かブックス平和（マルカツにあった）を、薄い文庫本買うだけしか小遣いが無くても歩き回るのが楽しかった。
少しづつ惨めになっていったマルカツだが、閉店に抗し、七宝焼きや皮加工の道具とか、手編みセーター、地下の食堂など面白いテナントがあった。
小学校で同じクラス、親の代からのマルカツの時計屋さんは最後の最後までがんばっていた。１階の駅側入口近くの広くて明るい店。遠くから横目で見ていたのを勇気をふるってママヨさんとお母さんの時計を２つ買ったのは３年ぐらい前だったかなあ。雰囲気がとてもよかったから、「社長さんはいますか？」と聴いた。不在だった、ちょっと残念で少しホッとした。
