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年末の赤飯

年末の赤飯

 60歳越えたら自分の考えをちゃんと言えなくちゃダメだと、テレビ画面の歌手が真面目なことを言うから、うたた寝状態から突然覚醒させられた。立男はブルーライトヨコハマの歌手と誕生日同じ早生まれなんだが、この「雨やどり」の歌手は立男の2週間後の生まれで学年一個下になる。人気商売だから社会的発言は難しいだろうと思ったが、重くならず笑顔崩さずちゃらちゃらしたところないので何だか嬉しくなった。原発事故被災者支援の画像に見入った。亡き清志郎氏の原発反対や「君が代」なんかも思い出した。生きていればこの人も今年62歳なはずだ。

 働かず ごはん出てくる 悲しさよ

 今朝、定例の資源ゴミを出しに行く時、ママヨさんがぼそっと口にした言葉。なんだ?俺へのあてつけか、って聞いたら違うと言う。じゃあ何だ?って尋ねたら黙っていた。変な気持のまま食卓につくと、赤飯にタコと大根の煮物が出てきた。「ゴミ出して 赤飯出てくる 嬉しさよ」って言いながら箸を取った。怒っている風でも無いから静かにむしゃむしゃ食べた。時々立男が、旨い旨いって言った。この煮物の煮汁でたこ飯作ってみるか?って言ったとき、笑顔でうなずいたから怒っているのでもないようだ。そんなこんなの年末30日。

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