大阪の体罰による高校生自殺で嘆かわしい報道２つ｡１つは、戸塚ヨットスクール校長の「自殺した生徒にも責任がある」、「先生の体罰に感謝できない生徒が問題」の発言｡こういう異常な輩を利用するＴＶ局に猛烈に腹が立つ｡
もう１つは、橋下大阪市長のこの件利用の教育介入｡「学校や教育委員会に任せておけない」、「校長を全部外部から入れる」、「当該高校の体育科を廃止する」など、言いたい放題｡床屋や銭湯、居酒屋の世間話でないぞ｡大阪の先生たちが気の毒だ｡入試直前の中３生徒も卒業生も実にかわいそう｡昨春、採用試験合格者のうち大量の採用辞退者が大阪府で続出したがそうだろう｡
今回の、体罰容認姿勢を一夜に転換する姿に「またかい」の感｡世の空気察知し、勝ち組便乗の早技の輩…桑田真澄氏の教育的コメントを非教育的処世術に悪用とは…政治でも、教育でも無い｡戸塚校長より遙かに罪は重い｡
