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ザルを捨てる。


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百均で買ったザルを捨てる。プラスチック製なので笊でなくザル。色鮮やかで安価だから簡単に買ってしまうが、直ぐ汚なくなり後悔する。それを何度も繰り返してきた。まあ、10年以上は使ったんだから文句言ったらバチ当たる。

 

画像は、昆布とニンニクといんげん豆、ドングリ嵌めた時計、久しぶりに湯を沸かす薬缶。秋分過ぎて弱まる光が、夏の記憶を緩く照らす。なんだか懐かしいのは自然そのものだからだ。ゆっくり朽ちていく感じが心地よい。

古くなっても、いや古くなった方がなんだか面白いや、という暮らしになればいい。モノでも人でも。安物の精神もザルみたく捨てられたらどんなに気分が良いだろう。

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