カウンター

ざわざわ

今朝、用事で外に出る。少し買い置きがあるから、「マスクがあったらラッキー」ぐらいの気持ちでドラッグストアーに寄った。開店前で、並んでいる人もいた。入り口に「今日はマスクとアルコールハンドジェルは入荷しません」とお知らせが貼ってあり、昨日のことなのか今日なのかが不明だから鍵が開けられるまで皆がじっと待っていた。無いと分かった途端、走って車に乗り急いで去って行く人が多かった。用事の後、別の店に寄ったら、ちょうど売り切れた直後で買えた人と買えない人が入り口から出てくるところだった。前に買いに行った今月初めに比べマスク買いの人々に余裕がなくなってきた感じがした。

 

2軒の店も、用事先も、その後の百均も、お客さんのほとんどが表情のわからないマスク姿だった。なんだかざわざわした。マスクをしないで外に出たのは今年初めてだが、マスクがなければ外出しずらい雰囲気をはっきりと感じた。帰ってきて、嫌な気分を払うように念入りにうがいし手をゴシゴシ洗った。不意に、『マスク難民』『マスク漂流民』の言葉が浮かんだ。

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