「未来少年コナン」以来のワクワク感。正月から深夜のＮＨＫで始まったアニメ「映像研に手を出すな」。話の筋もキャラクターも絵柄もリズム感も、現実世界に足を置きつつ異次元で遊ばせてくれる圧倒的な浮遊感。久しぶりだね、こんなの。作り手が楽しんでいるのを一ヶ所もダレる部分なく刺激的に全面展開。宮崎アニメの空間感覚や高畑監督の淡彩ラフスケッチの動画演出みたいなのもスゴク楽しい。性別不詳の愛しづらい個性的キャラクターも面白い。老人がついていくにはやたら忙しいが、今はそういう時代なのかと我慢して楽しむことにする。
虫めがねをレンズにして幻燈機作り、セロハンに絵を描いてマジックで着色し、それを閉め切った部屋のフスマに映して遊んでた子ども時代を思いだす。光源の電球が過熱してセロハンに引火し叱られたことも。
