カウンター

先端的な達成感

簡単であり、困難であり

薬も無くなってきたので、今日は70日毎の定期検診。いつものように、本人確認のための生年月日を言わされ、血圧測定後に血液採取され、そして尿検用の紙コップ渡され…。あっ、出がけについつい用を足してしまっていた。外出=出すものは外に出してから、なあんて、やってしまっていたよ(涙)。


待合室のトイレ近くに座っていた知人に会釈してトイレに入り採取開始。早朝の受付後一旦家に戻り食事してのんびりして外出時(がいしゅつじ)に外出し(そとだし)して受診。到着するやいなや(英語では as soon as)「ナミカゼサーン」のコールで、貯水槽に溜める時間は極めて短く、溜まる水分はない。

いやはや、出ないったら出ない、凸をあちこちに向けたり、少し圧迫しても無い袖は振れない。ウンウン(隣の便器に次々と人が変わるから、声は出していません)と声を出さずに唸ってみても、出ないものは出ない!(大嫌いなハズキルーペCMの渡辺さんの言い方を突然に思い出したりして)。あきらめてトイレを出たら、知人の方が驚いた顔つき。たぶん波風氏は力んだせいで赤い顔だっただろうし、尋常じゃ無い時間トイレにいたんだから。

看護師さんに「無理です」と小声で言ったら「受診までに何とか頑張って下さい」
と言われ、知人の怪訝な顔に見送られ再挑戦。あら不思議、歩いたせいだろうか、身体の奥深いところにかすかだが尿意の兆し。「これを手放してはならない、膨らませて、放出までにもって行かなければ」と思いつつ、無心の境地とはどんなだろうなんて考えていたら、あるかないかの兆候が、胡麻ぐらいの感じに変わり、小豆ほどのムクムク感が起きるじゃないか。そしてついに、砂漠での貴重な滴が。底から1センチにまで至る幸福感。こんな凸にまつわる達成感は久しぶりだ。この前は、どんなことで先端的な「やり切った感」を体験したんだったかなあ。 

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