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目頭に悪いコロッケ

「すずふり亭」の雰囲気◎

 風景は、水仙ツツジ、桜が咲く春なのに、ストーブで暖を取る8℃の5月中旬。30℃でゲンナリしているニュース見、暑くないのは素晴らしいと思う波風氏。暖かくしてママヨさんと初パークゴルフにでも行こうかな。


 NHK連ドラ『ひよっこ』は朝から人を困らせるドラマだ。集団就職、寮生活、都会、文化活動(コーラス)、初任給、仕送り、…。いちいち反応させられる。波風氏より6歳上の主人公。昭和の高度経済成長の担い手であり、現在の高齢化社会を自ら支えている先輩。我が身周辺の記憶を次々に思い出させるエピソード満載。オープニング動画からメロメロの波風氏。ワッと泣いてしまうのを我慢するこの頃。そんな視聴者に配慮してか、緊張和らげる笑いも巧みに用意。だが、この息抜きが逆効果で目頭の温度をキュンと音がするように上げる。他にない、良質の『プロレタリア文学』みたいな味。うーん、井上ひさしさんに通じるような。

 昨日の初任給に参り、今朝の『ビーフコロッケ』で降参。うつむき怒った顔つきで朝食を取った波風氏。終わりの台詞「自分で働いた給料でレストランのご飯を食べる。一人前の労働者になったみたいだ」で弾けそうなのを必死に我慢する。朝から困らすなよな。脚本がTVドラマ「泣くなはらちゃん」の人。波風氏より7歳若い。凄いね。

 画像は一昨日の夕食。何かの間違いのような豪華版。茹で上げ直後の毛ガニ使ったクリームコロッケ、宗谷のタコでタコ飯、豆腐と利尻のワカメの味噌汁。全部貰い物で『1年に1度は食べておきたい食事』の一つを作り完食。立男君はコロッケのクリーム部分をフライパンで焦がさぬようヘラで練っていた。こちらは、目頭でなく舌を感動させてくれた。

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