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「下妻物語」

老人はTVより映画でしょ。

 昨年末から見始めたビデオ。最初は「孤独のグルメ」と「深夜食堂」のTVドラマにはまり、次いで「不思議な彼女」、「殿、利息でござる」等の映画。某大手通販の会員特典で、「ぐるりのこと」(木村多江, リリー・フランキー,08年)、 「60歳のラブレター」(中村雅俊, 原田美枝子、09年)、「魂萌え」(風吹ジュン, 07年) 、「春との旅」(仲代達矢, 徳永えり、10年)、「センセイの鞄」(小泉今日子柄本明、03年)なんかを見る。いかにも初級老人向けだが、そこはかとない笑いがあり楽しい。

 当地にしばらく映画館が無く壮年時代の映画体験は希薄。だから、今になって、旧作のB級作品であれ、小さな画面でしか見られなくても「映画」が嬉しい。夕方にPC画面で見て、その続きを寝る前や寝起きの布団の中でスマホで見る。この「映画」鑑賞スタイルが気楽で嬉しい。
 一昨日、夜寝ズ先生が言っていた「夜のピクニック」(多部未華子, 石田卓也、06年)をママヨさんと見る。20年以上前に原作読みほとんど覚えていないが、爽やかな読後感を追体験した感じ。多部未華子の揺るがない若さに驚く。

 題名だけ知っていた「下妻物語」(深田恭子, 土屋アンナ、04年)を、昨日今日の寝る前後で見る。呆気にとられるふざけた話とテンポと色彩。要所要所で出てくる名言に笑いつつ反芻したりする。中級老人に丁度良い文化的刺激。宮迫、樹木希林、生瀬、阿部サダヲ、篠原、小池栄子が脇を固め、深田と土屋が弾んでる。映画の大ヒットと下妻高野球部甲子園出場で茨木の『下妻』が有名になり、進んでいた市町村統合がなくなったらしい。

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